
たあ坊には障害がある?都市伝説だった!
1984年にサンリオから誕生した「みんなのたあ坊」。作者はデザイナー・島末彰子さん。名前を 「みんなのたあ坊」にする事で、沢山の人に自分との共通点を見つけて欲しいという思いも込められているのだとか。
シンプルな線とやさしい色づかいで、どこか懐かしくホッとする雰囲気が特徴です。サンリオの中でも珍しく、人間をモチーフにしているキャラクターです。
ところが、SNSや掲示板の一部で、「たあ坊は発達障害がある設定なのでは?」という都市伝説を見かけます。
発端とされるのは、「たあ坊の口を大きく開けた表情を見た子どもが、障害者クラスの子と重ねて差別的発言をしたため、サンリオが抗議を受け除名した」といった内容が語られています。
しかし、これは、個人の体験談レベルの書き込みと考えられます。サンリオ公式、関連書籍・社史などにも「障害」「抗議」「除名」に関する記述は一切ありません。
かくいう筆者は子どものころ、たあ坊を激推ししており、グッズを集めまくっていました。今でも姿を見かけるとキュンとするほど、可愛いと思っています。
この記事ではたあ坊の障害説や、露出が極端に減っている理由をたあ坊ファンが調べましたので、ご紹介します。
たあ坊「口が小さくなった」説の真相
たあ坊のデザイン変化に気づいたファンも多いかもしれません。初期は口が大きく、笑顔が印象的でしたが、90年代以降は小さくミニマルなデザインに変化しています。
この変更についても「抗議を受けた結果では?」と推測されていますが、サンリオはキャラクターの時代に合わせたリデザインを常に行っており、特定の理由や事件に基づくものではないと見られます。たあ坊のまっすぐで優しい子という性格設定は、デビュー当初から一貫しています。
現在、少ないながらもサンリオショップでたあ坊を見かけます。私が知っているデザインよりも、より現代風に転生しているので、時代とともにモデルチェンジしているのですね。
「たあ坊が怖い」と感じる人がいる理由
Googleの関連検索にも出てくる「たあ坊 怖い」。可愛すぎるキャラ(大ファンです)なのに、なぜそう言われてしまうのでしょうか。
その理由は、デザインの静けさと時代のギャップにあるようです。たあ坊は「点のような目」「横線の口」「背景の余白」が印象的。現代のアニメのような華やかさや動きが少ないため、無表情に見えて「怖い」と感じる人もいるようです。
けれどファンからすれば、その静けさこそが魅力!派手さのない素朴な優しさが、他のどのキャラにもない癒しを与えてくれます。キティパイセンやクロミさんのような超人気キャラと同じ会社なんて、並大抵の重圧ではありませんね。
「たあ坊が消えた」と言われる理由
一時期、たあ坊ってもういないの?という声もありました。実際、グッズ展開やメディア露出が減ったことで、そう感じた人も多いでしょう。
サンリオでは、キャラクター展開の見直しを定期的に行っており、人気が落ち着いたキャラを「おでかけ」として扱う文化があります。2024年3月には、KIRIMIちゃん.やチャーミーキティなど16キャラが「サンリオピューロランドからおでかけする」と発表されました。
しかし、たあ坊の名前はそのリストに入っていません!つまり、おでかけ(=活動終了)キャラではなく、現役で生存しているキャラクターなのです。
ファンが語る、たあ坊の永遠の魅力
たあ坊は決して派手ではありませんが、どこか心に残る、サンリオでも貴重なヒトキャラです。重ねて申し上げますが、筆者もたあ坊の大ファン!子どものころは、姿を見るだけでキュンキュンしていました。
たあ坊は笑ったり、怒ったり、ちょっとドジだったり、等身大の子ども感が時代を超えて愛されています。SNSでは「またグッズ出してほしい」「ピューロで会いたい!」という声が今も多く、根強い人気を証明しています。
まとめ|都市伝説よりも、たあ坊のまっすぐさをもう一度
「障害」「怖い」「消えた」、そんな言葉が先行してしまうのは残念ですが、たあ坊は公式設定で障害があるわけでも、消えてしまったわけでもありません。
サンリオの「おでかけ」にも入らず、今も公式ページにその姿を残しています。きっと彼は、いつでもどこでも「みんなのたあ坊」であり続けるのでしょう。いや、あり続けてくれ!
たあ坊の存在を、これからも静かに応援していきたいです。どうかおでかけしないで、サンリオにい続けてほしいです。再ブレイクに期待!
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