
私は昔から、本を読んで気になった箇所に付箋を貼り、読み終わったあとにExcelへ記録する、ということを続けていました。
気づけばかなりの量になっていて、以前まとめて印刷してみたことがあります。
すると、自分の好きな言葉ばかりが並んだ、お気に入り名言集のようになっていて、これはこれでかなり面白かったんです。
一覧でバーッと見られるので、紙の新聞みたいにパラパラ眺めやすく、「自分はこういう言葉に弱いのね!」と改めて感じました。
その一方で思ったのが、これは本当に意味があるのか?ということ。
言葉自体は残っていても、「なぜその部分が気になったのか?」「そのとき何を感じたのか?」までは、あとから見ると意外と思い出せないことも多いのです。
そこで最近は、抜粋だけではなく、一言でも感想を書くようにしてみました。
すると、そのときの気持ちや読んでいた時期まで思い出しやすくなり、読書ノートはやり方次第でかなり変わるんだな〜!と感じるようになりました。
この記事では、読書ノートが意味ないと言われる理由、実際に続けて感じたメリット、続けるコツ、簡単なテンプレート例などをまとめて紹介します。
読書ノートを始めようか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
読書ノートが「意味ない」と言われる理由
読書ノートは良さそうに見える一方で、「意味ない」と言われることも少なくありません。
実際、私も途中でそう感じた時期がありました。
まずは、よく言われる理由をまとめてみます。
書くだけで満足してしまう
読書ノートは、綺麗にまとめようと思うほど作業になりやすいです。
内容を整理して書いているだけで達成感が出るので、理解した気になることもあります。
実際には見返さないまま終わってしまうことも多く、意味あったのかな?となりやすいのかもしれません。
誰にも見せない前提の、自分の言葉で書き殴ったほうが、後々は面白く感じるのかも。
読書が義務みたいになる
本来、読書は自由で楽しいもの。
それが、「あとでまとめなければ」と思いながら読むと、だんだん勉強みたいになってしまうことがあります。
私も、読んだ爪痕を残さなければ!と気合いが入りすぎて、純粋に読書を楽しめなくなった時期がありました。
続かなくて挫折する
読書ノートって、最初はやる気があるんですよね。
しかし、毎回きちんと書こうとすると意外と大変!
気づくと、あとでまとめよう→溜まっていく→忘れる…となりがちです。
日記や家計簿を書く習慣がある人はわりと続けやすいと思いますが、続かない人は「読んだらすぐ!」のアツい気持ちのうちに書くのが◎
何を書けばいいかわからない
これもかなり大きいと思います。
感想?要約?学び?名言?自由度が高い分、逆に迷ってしまうんですよね。
その結果、書き方がわからない→面倒になる→続かない!という流れになりやすいのかなと思います。
実際に読書ノートを続けて感じたメリット
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⇑私が愛用している読書ノート。気楽に書けるのでお気に入りです。
意味ないと疑ったこともある読書ノートですが、続けてみると良かった部分もたくさんありました。
内容を忘れにくくなった
やはり、一言でも残しておくと記憶への残り方が違います。
本は読んだ直後には覚えていても、数ヶ月後にはかなり忘れていることが多いですよね。
でも、感想や印象に残った言葉を書いておくだけで、そういえばこんな話だった!と思い出しやすくなりました。
何も記録がなかったら、名言はおろか、内容をごっそり忘れていたと思います。
あんなに向き合って読んだ本の内容を、ほとんど思い出せないのは寂しい。
自分で書いた一言が、未来の自分へのプレゼントとなります。
自分の好みや価値観が見えてくる
読書ノートを続けていると、自分がどんな言葉に反応するのかが見えてきます。
私は長年、気になった文章を抜き出してきましたが、あとから一覧で見返すと、自分の思考のクセみたいなものがかなり出ていました。
「この頃は、こういう考え方が好きだったんだな」
「昔から似たような言葉に反応してるな」
そんな発見があるのも面白いところです。
感想を書くと、その時の自分まで残る
抜粋だけを並べていた頃は、良い言葉集みたいになっていました。
それはそれで面白かったのですが、自分の感情までは残らなかったんですよね。
でも、一言でも感想を書いておくと、さらに記憶が呼び起こされます。
「この時期、こんなことで悩んでたな」「だからこの言葉に惹かれたのか」と、その頃の自分まで思い出せるようになりました。
読書ノートは本の記録というより、その時の自分の記録でもあるのかもしれません。
読書時間を大切にできるようになった
感想を書くようになると、この本はどこが良かったんだろう?と自然に考えながら読むようになります。
以前より、一冊一冊をじっくり味わう感覚が増えました。
記録することで、自分の感情や好みが見えてくる感覚は、映画ノートにも少し似ている気がします。
▶︎関連記事:初心者でも続く映画ノートの記録アイデア
読書ノートは3行だけでも意味がある
読書ノートというと、しっかりまとめなきゃいけないイメージがありますよね。
でも実際は、3行、いや一行だけでも十分だと思っています。
例えば、この言葉が刺さった、この考え方は真似したい、なんとなく今の自分に響いた!これだけでも、あとから見返したときに意外と思い出せます。
人間の記憶って、本当にどんどん薄れていくんですよね。
でも、少しでも記録しておくと、その一言をきっかけに芋づる式に記憶が戻ってくることがあります。
完璧なノートを目指すより、「少しでも記憶の手がかりを残す」つもりで気軽に書いてみるのもいいですね。
読書ノートの簡単な書き方・テンプレート
ここでは、気軽に使える読書ノートのテンプレートを紹介します。
最初はシンプルなくらいが続けやすいです。
シンプル版テンプレート
・本のタイトル
・読んだ日
・印象に残った言葉
・一言感想
まずはこれだけでも十分。「ちゃんと書かなきゃ!」と思わない方が意外と続きます。
しっかり記録したい人向けテンプレート
- 本のタイトル
- 著者名
- 読了日
- 印象に残った文章
- 学びや気づき
- 今後やってみたいこと
ビジネス書なら、具体的な行動メモを入れてもよいと思います。
小説なら、好きだった場面や印象に残ったセリフを書いておくのも楽しいです。
読書ノートが向いている人・向いていない人
読書ノートは、全員に必要なものではないと思っています。
向いている人もいれば、逆にストレスになる人もいます。
向いている人
- 読んだ内容を忘れたくない人
- 自分の考えを整理したい人
- 好きな言葉を集めるのが好きな人
- 振り返るのが好きな人
こういうタイプの人には、かなり相性が良いと思います。
向いていない人
- 記録が義務になる人
- 完璧に書こうとしてしまう人
- 「残さなきゃ」とプレッシャーになる人
- 記憶力が抜群な人
こういう場合は、無理に続けなくても良いと思います。読書って、本来は自由なものですからね。
まとめ|読書ノートは書き方次第で意味あるものになる
読書ノートは、ただ綺麗にまとめるだけだと、たしかに意味がないと感じることもあるかもしれません。
実際、私も抜粋だけを大量に残していた時期は、「これ見返すのか…?」と思うことがありました。
でも、一言でも感想や、その時の気持ちを書いておくと、ただの記録ではなく、その時の自分を残すものになっていく感覚があります。
書いといてよかった!絶対忘れていたわ!と思うこともたくさんあり、ちょっと人生得した気分になります。
最初から完璧を目指さなくても大丈夫。
3行だけでも、自分のためのメモとして残しておくと、あとから意外と面白いですよ。
「この本だけ残したい」と思った時だけ書く、くらいでも十分意味があります。

