ホテル雅叙園東京に、「千と千尋の神隠し」のモデルとなった百段階段があります。こちらでインパクト強めな雛祭りが行われているので、めちゃくちゃ気になっています。
貴重な古代の雛人形から、現代作家の雛人形を、歴史ある豪華な部屋に飾りつけてある・・・という華やかなイベントです。
我が家は男子しかおらず雛人形を拝む機会があまりないので、しっかりと目に焼き付けてきたいと思います。
百段階段とは
こちらは目黒にある、ホテル雅叙園東京。
なんて雰囲気があるのでしょう。昭和10年に建てられた木造建築です。著名な芸術家たちが創り上げた豪華7部屋を、99段の長い階段廊下が繋いでいます。
百段階段なのに、99段しかない・・・?
「奇数は縁起がいい」説や、「未完の数字、まだ良くなる余地を残した」説などがあります。縁起担ぎだったのですね。
7つの豪華絢爛な美しい部屋は「昭和の竜宮城」とも呼ばれ、東京都の指定有形文化財にも登録されているんだとか。
雅叙園には何度か行ったことがあるのに、こんな貴重な場所があるとは知らなかったです。
座敷雛
百段階段では年間を通して様々なイベントが行われているようですが、今は雛祭り中。
豪華7部屋が、雛人形で飾り付けられているんです。
最も気になった部屋はここ!凄まじい・・・。ギュギュッと詰まった座敷雛。平安絵巻をテーマにされているということで、圧巻のスケールです。
シルバニアファミリーで同じような展示を見たのを思い出しました。商店街、学校、民家、なんならマリンレジャーを楽しむ姿まで、巨大ジオラマで表現されていたのです。
雛人形バージョンも一つ一つの人形にドラマがあり、そこで生活している空気が感じられます。見ているだけで楽しそうです。しかも衣装も建物も超豪華、見応えがあります。
北九州の炭鉱王が保有していた、雛人形の数々なんだとか。↓
飯塚市の各地で「第18回いいづか雛のまつり」開催。旧伊藤伝右衛門邸の本座敷には、毎年テーマを変えて500体から800体の座敷雛が飾られます→ https://t.co/PIeZGbJS9i pic.twitter.com/uqdE4JiMjN
— 福岡のニュース (@TwitFukuoka) 2018年2月3日
さすが王・・・コレクション数が半端ない上に、後世に残してくれているとは。すごいものを見せてくれてありがとうございます。
気になる全国の百段雛
他の地域でも百段階段があるのかと調べてみると、茨城県大子町にすごい祭りがありました!
【百段階段でひなまつり_(大子町)】
— 茨城県 (@Ibaraki_Kouhou) 2019年2月24日
十二所神社参道にある通称「百段階段」を舞台に、絢爛豪華に飾られる約1,000体の雛人形は壮観です。
開催日:3月3日(日)https://t.co/fFtrvkwXS2 pic.twitter.com/yLXMvt433M
真剣な百段雛!これまた大迫力です。屋外というところに本気を感じます。
天気に気を揉んだり、来場者から人形を守ったりと、運営の大変さが透けて見える祭りです。それにしても美しい。日本文化って素敵です。
千年雛めぐり口コミ
雅叙園の百段階段に話を戻します。
口コミを見てみると・・・、
- この階段登るの!?とヒヨったものの、途中に展示があるため疲れなかった!
- 素晴らしいスケール!圧巻!足腰丈夫な方と一緒に行くべし。
- 何もかもすごくて、どこ見ていいのかわからない。
などなど、みなさん感動されている模様。着物で来ている方も多くいらっしゃったとか。
私など駅の階段でヒーヒーいってるので、気合いを入れて行かねばなりませんが、そんなものを忘れるほどの美しさのようです。
まとめ
実家の雛人形は何年も眠っていたので、カビが生えてしまいました。そう思うと、きちんとメンテナンスされ続けた、太古の人形たちは大事に保管されてきたのですね。
雅叙園のイベントは大人気で、雛祭り当日に行ったら、1時間待ちでした。その日は泣く泣く見送りまして、最終日にやっと行けましたー。
百段階段はまったく疲れることなく登れました。途中途中に展示があるので、少しずつ見学ができます。感動の座敷雛にもご対面です・・・・。↓
↓現代作家の色鮮やかな雛人形にも心打たれました・・・本当に美しくて。
ホテル雅叙園東京では3月10日まで『千年雛めぐり〜平安から現代まで受け継ぐ想い』を開催しています。