ANAの工場見学に、小学生と参加してきました。
立ち入る機会のない格納庫中に入るので、子どもはもちん、大人の航空機ファンにも大人気なツアーなのです。
ゆえに予約は少々、取りにくいです。
とはいえ受け入れ人数の枠は多めなので、予約開始のタイミングさえ乗り遅れなければ、何とか取れます。
予約困難系の業界では、まだマシなほうだと思います。
こちらの記事ではANA Blue Hangar Tour予約のタイミングについて&参加した感想を書いています。
ANA格納庫見学・予約のコツ
予約開始日
ツアー開始日から30日前の、朝9時半から予約開始です。
30日前なので、日程を早見表で確認しておくと確実です。
予約前の注意
★営業日は火曜日〜土曜日
★開催は1日4回、9時半〜、11時〜、13時半〜、15時〜、各90分
★参加は小学生以上
★人数を増やすことは空きがないとできないため、考えられる最大人数で予約する
★予約はWEBからのみ
予約直前にやること
日にちを決めたら、あとは入力の速さが命となります。
★予約画面の限界まで進めておく
★時報を見て、9時半ピッタリにアクセスする
予約画面に繋がったら、代表者の情報を素早く入力します。
必須項目が全て入力できると、枠が確保されます。
同行者の情報は任意項目のため、予約が取れてからゆっくりと入れましょう。(入力しないと参加ができなくなります)
キャンセル、キャンセル待ち
キャンセル待ちはありませんが、ちょこちょこ予約画面を見ているとポンと空きが出ることがあります。
今見ていたら空きがありましたが、5分後には埋まっていました。タイミングが命!
WEBからの予約キャンセルは、当日の8:00までです。
2024年10月から予約枠が増えます!
2024年9月28日(土)まで各時間・最大48名のところ、10月1日(火)以降は最大60名に増えます。
今より少しばかり、予約がとりやすくなるかも!?
ANA Blue Hangar Tourに参加
当日の流れ&所要時間
ツアー時間は90分です。
①お話会場で整備部門の紹介を聞く(30分)
↓
②格納庫見学(60分)
↓
③(ツアー開始30分前&ツアー後30分、展示ホールの自由見学が可能)
ツアーの注意点
★代表者の身分証明書が必要
★写真撮影は可能だが、SNSに掲載するには広報の許可が必要(このブログ写真も確認してもらっています)
★格納庫内はエアコンはなく、階段があるので服装に注意
格納庫ツアー感想
お話会(30分)
普段何気なく乗っている飛行機ですが、ポンと飛ぶまでに多くの人の労力がかかっているとこと、最初のお話会でよく理解できました・・・!!
飛行機の部品、その数なんと20万種!工具4万種!を管理する、整備員補佐の方々。
まるでAmazonの倉庫のようなところから、的確に部品を出してくるのですよ・・・選ばれし者しか働けないでしょう。
大人は『すげぇ・・・』とため息が出ますが、子どもたちには少々、難しい時間となりました。
保安検査を受ける
格納庫にインする前には、全員が謎の検査を受けました。
何やら小さい部品で一瞬だけ体に触れる→終わりです。一体、こんなので何がわかるのか?
『それは企業秘密です♪』
鉄の塊を空に飛ばせるくらいの会社ですからね、一瞬で何かを察することなど朝飯前なのでしょう。
格納庫へ
デカい、全てがデカい!!
格納庫がデカいこともさることながら(東京ドーム2個分)、時計もデカい(直径153㌢)、扉もデカい(1枚が25メートルプール)、全てがすさまじいサイズです。
何一つ落とすことができないので、整備員さんは時計もしないのだとか。
だからこそ遠くからでも見える、ビッグサイズの時計があるのです。
エンジンのサイズも恐ろしくデカい・・・これが1秒間に50回転もするというので恐ろしいです。
大きな飛行機が飛ぶくらいのパワーが出るくらいなので、エンジンが作動すると人間はもちろん、何もかも吸い込まれます。
世界でも年間2件ほど、エンジンの事故が起こるというので安全対策が命なのです。
エンジンの羽1枚でもすごい費用がかかるし、整備には1ヶ月ほどかかると聞きました。
そして1000人を超す整備士の人件費、機体も高いし、採算は取れるのだろうかと心配になります。
もっと飛行機に乗って、少しでも貢献しなければー!!とすっかりファンになるのでした。
整備士の頂点に出会う
格納庫では1,000人を超える整備士の方々が働いています。
その中でも上級職の200人、さらにその上に13人、さらに上の選ばれし5人がいます。
5人しかいないという超レアな彼らはネジ一個を見ただけで、どの機体の何かがわかるほどの達人で、何百ものテストを突破してきた猛者なのです。
そんなすごい人に、まず出会えないだろうな〜5人しかいないし。
と、思ったら!目の前にいらっしゃいました!トップのお1人が!
新人たちを指導されていて、その腕章が輝いています。
レアキャラに出会い、なんだかご利益がありました。
まとめ
かつてのドラマ・グッドラックのロケ地でもあったという、ANAの格納庫ツアー。
内容は大人向き(夏休みでしたが、見学者はほとんどが大人)ですが、迫力ある飛行機見学は子どもにも楽しかったようです。
予約は時報でピッタリにアクセス!限界までWEB予約画面を進めておく!
この二点で予約戦を突破すると、素晴らしいツアーが待っています。
ちなみに飛行機の燃料は翼に入っているんですって。
腹に入れると燃えたら危険、しかしメキシコ便のように長距離だと両翼では足りないため、ほんのり腹にも入れるようです。
世の中、知らないことだらけで勉強になりました。