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プライムビデオおすすめ韓ドラ【スカイキャッスル】日本リメイク版との違い感想


周りから「スカイキャッスル(日本版)」というドラマが面白い!と聞き、Amazonプライムで見てみました。

あまりに面白すぎて、あれよあれよと引き込まれ、アッサリ虜になりましたが、ネットでは酷評されていたんですね〜!

どうやら本家(韓国)がすごすぎて、比べ物にならんのこと・・・。

いやいや、本家を知らない身からしたら、日本リメイク版も面白いですよ〜。

というのも、韓国ドラマはとにかく疲れるから、なるべく手出しをしないようにしていたのです。

ストーリーに重厚感はあるし、演技は上手いし、洒落た会話をしてくるので、字幕もしっかり追わねばならないため、流し見ができません。

軽い気持ちで視聴できる、日本ドラマが好き・・・と思っていたのに!

韓国本家に手を出してしまいました。確かにすごいや、本家。

しかし日本版も楽しみにしていますので、どちらも追いかけていきます。

この記事では、芸能界にもドラマにも疎い筆者が、スカイキャッスル日韓を視聴した感想を書いています。

 

韓国スカイキャッスルを視聴した感想

1話〜3話

『セットが全然違う!』と言われていたのがわかりました。

確かにオリジナル版の屋敷が豪華!外観はちょっとした城!外に出ても辻褄が合っています。

下心満載のパーティでは、業者に細かくテーブルセッティングの指示を出し、生演奏を呼び、その演者にはチップを握らせて「ここで見聞きしたことを他言しないこと」と凄みを利かせて誓約書を書かせたりと、クセある富豪を表現する技術が光っています。

演出に違和感がない韓国版は『映画』、日本版は『ドラマ』という感じを受けました。

濃度4割増な韓国版なのです。まぁ予算に時間が全然、違いますからね。

キャラの見た目、日本版が韓国版に雰囲気を寄せているのは伝わってきました。

私は韓国ドラマに馴染みが少ないので、名前や相関図が頭に入りにくいのですが、日本ドラマから見ていたので、「あぁ、この人ね!」とすぐに理解できて助かりました。

 

4話〜20話

ストーリーはやっと日本版(6話)に追いついてきたくらいです・・・!

時間が長い分、『間』の使い方がうまくて、心情が表現されまくっています。

その『間』に耐えられる演技力を持つ俳優さんばかり・・・手の演技、目の演技

カメラワークから登場人物の背景が深掘りされています。

 

20話〜36話

おもしろすぎて一気に見てしまったーーー!!止まらないのです!!

最後はほぼ廃人となり、睡眠を削って見ていました。命懸け!

『実は血のつながっている娘と同居していたのに、死なせてしまう・・・』などのトンデモ展開でも、大人、子ども、ちょい役までもが、すさまじい演技力のため、まるで現実のように引き込まれるのです!!

『こういこと、あるよね〜』とうっかり思わさせるような、役者陣の力量です。

胸ぐら掴み、頭からメープルシロップをかけ、暴言も吐きまくって、もはや関係の修復はどうみても不可能なのに、最後はみんな仲良く茶してました。

こうなるとヘナが気の毒すぎて、心残りです。

ヘナの死がキッカケとなって、それぞれの家庭が修復していく・・・自分が殺されたおかげなんて、本人からしたらたまったものじゃないでしょうな〜。

そして韓国本家のこのボリューム感、あと5話程度でまとまるのか日本よ・・・!!

なんならここからが大変に盛り上がり、感情演技が必要な大事な場面ばかりなんだがー!

もう日本版は完走できたらOKなんじゃ・・・と思うほど韓国すごかったです。

 

スカイキャッスル日本リメイク版の感想(1話〜5話)

セレブ母たちの受験への情熱があちこちで大爆発する、ホラードラマです。

「受験の秘策がある」と聞けば媚びを売ってでも情報を聞き込み、我が!我が!と前に出ていくガツガツ感。

最初は胸焼けしそうになりましたが、すぐに慣れまして、何なら『どこの母も、それぞれ必死なんだよなぁ・・・』と彼女たちに思いを馳せています。

 

時空を歪めてきた豪邸

わ〜広くて素敵なリビング!モデルルームみたい!と思ったら、外観が普通の家サイズなのです。

あら?もしや、あのリビングだけのワンルームだったのか・・・そんな間取りはセレブ邸宅にないはずなので、騙し絵みたいなものですね。脳内補正しておきます。

このリビングと辻褄が合う、住宅街のロケ地を探すのも大変なのでしょう・・・!

これだけの部屋なのに、お手伝いさんがいません。頑張り屋さんなのか。

主人公1人でここまでテーブルセッティングをするとか、なんという家事能力(尊敬)!

強烈なルンバでも使っているのかと思うほど、掃除するにも大変そうな広さです。

そこはさすがに、業者の方が来ていると信じます。

 

受験講師に3,000万円!

周りの小学校受験でも「1,000万円つぎ込んだ!」なんて話はザラに聞くので、セレブ界の3,000万円の価値がどれほどなのか、謎なところです。

なにしろお金の工面のために、自分のことをクソ扱いしてくる義母に頭まで下げにいってますからね。(夫は出てこないのか・・・)

我が子のためになりふり構わず!主人公・紗英は悪女ではなく、子育てに必死な母に見えてきます。

↑しかーし!宝石やら装飾品をこんなに持っていたのです。

これ以外にも、バッグや洋服もたんまり・・・3,000万円、ないんかーい!

この部屋の全てを売ったら、3,000万なんてすぐ作れるんじゃ・・・という発想をする時点でセレブにあらずですね。武装には金がかかるのでしょう。

そもそもですが、3,000万円をつぎ込もうとする娘は学年トップの成績なんだし、普通に受験に受かるんじゃ・・・とも思いますが、頂点を見た者にしかわからない苦悩があるのでしょう。

 

空気、読んでやってくれー!

木村文乃さん、可愛くて素敵〜!

マウント取り合ってギスギスしている、セレブママたちとは違って、塾にも通わせずにのびのびと自主性を尊重する子育てをしているママ役です。

いい人キャラなのね〜、と思ったら誰よりも悪女なのかもしれない・・・!

主人公・紗英が施設育ちなのを知っていて、『若菜園で一緒だったよね?』と人前で聞いてしまう、空気の読めなさよ。

いやいや、施設育ちに全く罪もなく、悪いことなんて一つもないんですが、生い立ちなんてセンシティブな話題じゃないのか〜!?

まして現在、セレブな街でオラオラやっている相手なんだから、積極的に知られたくない情報なのは予想がつきます。

そこは空気、読んでやってくれよ・・・!

初めましてなママ友から『昔、キャバクラで一緒だったよね?』なんて、大勢の前で言われても困りますしね。例えがめちゃくちゃですが、キャバクラにも罪はありません。

今!その情報!要るんか!というところで、人様の個人情報を無駄に放つのは良い人キャラ崩壊です。

しかも自分も施設育ちならともかく、親が施設を経営していただけなので、境遇は全然、違います。

どうやら韓国版では性格が違うようなので、(まだそこまで追えていない)どんな役なのか気になるところです。

 

毎回、波乱が起きる食事会

もうアンタたち、集まるのやめなされ・・・と思うほど、毎回ロクなことが起きないセレブの食事会。

賄賂にロマネコンティを出しては頼み事を申し出て、断わられてはグダグダ・・・。

何かしら目的があるために開かれた食事会は、言い争いに発展してばかりで、悲惨な結果に終わります。

なのに懲りずにまた、食事会を開いている鋼のメンタル!

これ以外にも札束が宙を舞うシーンが散見され、金で解決する!という力技を見せつけられます。

みんながみんなクセ強い中、高橋メアリージュンさん演じる夏目家が一番、いい感じにへっぽこ感があってホッとします。

 

比嘉愛未さん演じる杏子が、唯一のマトモキャラに見えます。

ハンマーで壁をぶち抜いたときは、そんな薄い壁だったのに、息子さんは勉強に集中できていたのか・・・!といらん心配をしました。

 

住むにも困る子がセレブたちと同じ中学に!?

塾に行かなくても賢い未久は、母親の入院費も払えない貧しい家の娘です。

しかし選ばれし者が住む街!というスカイキャッスルに住む子どもと同じ中学に通っています。

これほど生徒間の経済格差があるなんて、まさかの公立中学設定なのか・・・!?

3,000万円かけて受験する母たちがいる学校、私立の香りが漂っていますが、授業料は大丈夫かいな?と心配になります。

この子もヤバキャラになりそうなフラグが立っていますが、どうなっていくのやら・・・ヒヤヒヤ。

 

スカイキャッスル日本リメイク版の感想(6話)

苦労した幼少期を経て、のし上がってきた努力の人・紗英がボッコボコです。

未久母と浅見父の間に何があったのかはよくわかりませんが、悪いのは浅見父なのでは・・・。

『私には正直に言って!』とお前にだけは話せない泉に心配され、未久からは浅見姓を名乗りたいとグイグイ攻め込まれ、九条先生の暗躍による瑠璃の反抗期、もう瀕死で辛い。

まともな人がいない・・・いました!ピラミッドをぶち壊した杏子さん。

 

スカイキャッスル感想まとめ

日本版もストーリーはだいたい同じなのですが、家族構成、登場人物の性格、もろもろ設定が少し違っていて、ダイジェスト版のような感じです。

受験講師の料金は3,000万ではなくて3億なのでは・・・とも思ったり。

私はドロドロ系のドラマを見るのが疲れるので控えているのですが、なぜかスカイキャッスルは全然イケます。

心が強くなったのか、歳を取ったのか、よくわかりませんが謎の吸引力で面白いのです。